ホストのメイク事情|使うコスメとすっぴんとの差
ホストのメイク事情を元ホストが解説。どこまでメイクするか、使用コスメ、メイク時間、すっぴんとの差、ナチュラル派の存在まで業界の美容文化を紹介。
はじめに
「ホストってメイクしてるの?」——答えはYES。ただし全員がフルメイクしているわけではなく、レベルは人によって大きく異なる。
筆者が現役だった頃は下地とアイライン程度だったが、同僚の中にはフルメイクに40分かける人もいた。
ホストのメイク事情(どこまでやる?)
歌舞伎町のホストのメイクは大きく3段階に分けられる。
| レベル | 内容 | 所要時間 | 割合 |
|---|---|---|---|
| ライト | 下地+コンシーラー+リップ程度 | 10分 | 30% |
| スタンダード | 上記+アイライン+アイブロウ+カラコン | 20〜30分 | 50% |
| フル | ファンデーション+シェーディング+ハイライト+つけまつげ | 40分以上 | 20% |
V系やアイドル系のホストはフルメイクが多く、癒し系やナチュラル系はライトメイクが多い傾向がある。
ホストが使う定番コスメジャンル
ベースメイク: BBクリームやトーンアップ下地が主流。ファンデーションまで塗るのはフルメイク派のみ。「UNOFACE」のBBクリームが定番。
アイメイク: アイライナーは必須アイテム。KATEやMAYBELLINEの細筆リキッドタイプが人気。二重幅を強調するために使うホストが多い。
アイブロウ: 眉毛は顔の印象を左右する最重要パーツ。アイブロウペンシルで形を整え、パウダーでぼかすのが基本。
カラコン: ホストの6〜7割が使用している。直径14.2〜14.5mmが主流で、ブラウン系が最も多い。グレーやブルーを使うV系ホストもいる。
リップ: 色付きリップやティントを使うホストが増えている。唇の血色を良く見せるため。
メイクにかける時間と出勤前ルーティン
筆者の現役時代のルーティン(スタンダードレベル):
- 洗顔+スキンケア(10分)
- 下地+コンシーラー(5分)
- アイライン+アイブロウ(10分)
- カラコン装着(2分)
- ヘアセット(30分)
合計約60分。メイクだけなら20分程度で、ヘアセットの方が時間がかかる。
すっぴんとの差はどのくらい?
正直に言うと、スタンダードレベルのメイクなら差は小さい。カラコンを外すと「少し印象が変わる」程度。
フルメイクのホストは差が大きくなるが、それでも女性のフルメイクほどの変化はない。男性の顔はメイクの「ノリ」が女性とは違い、骨格の印象が残りやすいため。
「すっぴんがブサイク」というよりは「メイクで30%増し」くらいの感覚が近い。
メイクしないホストもいる?ナチュラル派の存在
いる。特にSmappa! Groupや一部の個人店では「メイクなし・カラコンなし」のナチュラル派ホストが一定数存在する。
ナチュラル派が好まれる理由は「作り込んでいない感じが逆に好印象」というお客様の声。特に30代以上のお客様からの支持が厚い傾向がある。
FAQ
Q.ホストにメイクのことを聞いてもいい?▼
聞いてOK。むしろ「そのアイライン上手いね」と褒めると喜ぶホストが多い。メイクは彼らの努力の一部。
Q.ホストのカラコンの色は何が人気?▼
ブラウン系が圧倒的1位。自然に目を大きく見せる効果がある。グレーやヘーゼルも人気。
Q.すっぴんのホストに会えることはある?▼
アフターや同伴で食事に行く時に、メイクが薄い(またはオフの)ホストに会えることがある。ただし完全なすっぴんは稀。

歌舞伎町で4年間ホストとして勤務した後、2024年に引退(31歳)。現役時代は中堅プレイヤーとして業界の光と影を経験。現在はナイトエンタメ業界のライターとして、元内部の視点から冷静に業界を分析している。