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遠隔シャンパンの頼み方|ホストは振込、コンカフェは即決済

店に行けない日に、担当へシャンパンを入れる「遠隔」の頼み方をまとめました。業態でやり方がまったく違い、コンセプトカフェは価格が並んでいてその場で決済でき、ホストクラブは申込フォームか担当への連絡と銀行振込が中心で最短3日前という案内もあります。ドリンク1,100円からシャンパン15,800円、高額帯まで実際の価格帯、返ってくる動画やチェキが届くまでの期間、頼む前に決めておく2つのことまで。

神崎とおる(業界ライター)
✏️ 神崎とおる業界ライター
遠隔シャンパンの頼み方|ホストは振込、コンカフェは即決済

先に答え——業態によって、やり方がまったく違います

「担当にシャンパンを入れたいけれど、店に行けない」。そういうときに使われているのが遠隔です。ただ、どこの店かによって手順も速さも別物なので、そこから整理します。

頼み方支払い早さ
ホストクラブ店の公式サイトの申込フォーム、または担当へ直接連絡銀行振込か、店頭で先に預ける大手では最短3日前からの注文という案内
コンセプトカフェ・メンズコンカフェネットショップに商品として並んでいるカード・PayPay・キャリア決済などその場で決済できる
ガールズバー店やキャストのSNSから店による店による

いちばん進んでいるのはコンカフェで、いちばん遅れているのがホストクラブです。理由は後述しますが、これは需要の差ではありません。

遠隔とは、来店せずに1本入れること

仕組み自体は単純です。店に行かずに代金だけを払い、その日に出勤している担当に、店で開けてもらいます。ボトルが自宅に届くわけではありません。実際、遠隔の商品ページには「商品の発送はありません」「ボトルの発送は行っておりません」と明記されていることがほとんどです。

お客様の手元に返ってくるのは、開栓の動画やコール動画です。これについては後で詳しく書きます。

売上は担当にカウントされます。ここが、物のプレゼントとの決定的な違いです(ホストへのプレゼントでも触れています)。

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ホストクラブの場合——フォームで申し込んで、振り込む

大手グループの受付ページを見ると、流れはだいたい共通しています。

  1. 公式サイトの申込フォームに、担当の名前・希望の銘柄・希望日を入力する
  2. 店の担当者から折り返し連絡が来る
  3. 税・サービス料を含んだ総額をLINEなどで知らされる
  4. 銀行振込、または店頭で先に預ける
  5. 当日、店で開けてもらう

気をつけたいのは、金額が事前に見えないことです。受注を確認してから総額を伝える形が多く、ページに価格が並んでいません。全国展開している大手グループの受付ページでも、最短3日前からの注文と案内されています。

つまり、思い立ってすぐには入りません。振込の着金確認が必要なので、当日いきなりというのは難しいと考えてください。

担当がいるなら、直接聞くのがいちばん早いです

フォームがない店もたくさんあります。というより、受付ページを持っている店のほうが少数です。

担当とLINEでつながっているなら、「行けないんだけど、シャンパン入れられる?」と聞いてしまうのが確実です。振込先と手順を教えてもらえます。受け付けていない店もあるので、そこも含めて先に確認してください。

コンカフェ・メンコンの場合——価格が並んでいて、その場で払えます

同じ「遠隔」でも、コンセプトカフェは作りが違います。ネットショップに商品として並んでいて、価格が見えて、その場で決済まで進みます。

支払い方法も幅があります。あるメンズコンカフェのグループでは、クレジットカード、PayPay、キャリア決済、楽天ペイ、後払いまで揃っていました。ホストクラブの振込中心とは、体験がまるで違います。

注文時に、担当の名前と自分の名前(またはSNSのID)を備考欄に書くのが一般的です。誰から誰へ、が分からないと店が処理できないからです。

いくらかかるのか

実際に公開されている遠隔メニューの価格を、幅で並べます。店によって差が大きいので、あくまで目安として見てください。

品目価格の実例
遠隔ドリンク(1杯)1,100円〜1,900円
ドリンクのピッチャー6,500円/特大 16,900円
カラオケ(1曲)500円〜1,690円
チェキ1,500円〜2,450円
シャンパン(入門)15,800円〜19,500円
シャンパン(中位)40,000円〜66,600円
シャンパン(高額帯)120,000円〜390,000円
最上位クラス665,500円の例も

入口は1,000円台からあります。「遠隔=高額」というイメージがあるかもしれませんが、ドリンク1杯を送るだけなら数百円から千円台です。

シャンパンは、入門帯が1万5,000円〜2万円前後。ここが最も動く価格帯だと思われます。10万円を超えるものは、バースデーや周年といった特別な日に集中します。

なお、ホストクラブの遠隔は価格が公開されていないため、この表には含めていません。店内の初回料金と違って、遠隔のボトル価格は問い合わせないと分からないのが現状です。

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何が返ってくるのか

払って終わりではありません。ここが遠隔の本体とも言えます。

  • 開栓・乾杯の動画——10秒ほどの短いものが中心です
  • コール動画——シャンパンコールをそのまま撮ったもの
  • お礼のブロマイドやメッセージカード——郵送してくれる店もあります
  • チェキ——郵送か、次に行ったときに店で受け取るか選べる店もあります
  • SNSでの投稿——Instagramのストーリーなどで「◯◯さんから頂きました」と紹介される形

配信をしている店なら、入れた瞬間に配信でコールが始まることもあります。この場合は、その様子をそのまま見られます。

店内で行われている月間のイベントに、遠隔の分もポイントとして加算される仕組みを持つ店もあります。担当を応援したい人にとっては、ここが大きいはずです。

頼む前に確かめておきたい4つのこと

1. いつ開けてもらうか

これがいちばん行き違いの多いところです。誕生日の当日に開けてほしいのか、次の出勤日でいいのか。先に伝えておかないと、思っていた日と違う日に開いてしまいます。

2. 支払いと着金のタイミング

振込の場合、着金が確認できてからの手配になります。金曜の夜に振り込んでも、確認は翌営業日ということがあります。急ぐなら、そこも含めて相談してください。

3. 返ってくるものが、いつ届くか

ここは見落としがちです。あるコンカフェのショップには、「キャストの出勤時に作成するため、注文数や出勤状況により1〜2週間、場合によっては最長2か月かかることがある」と明記されていました。

チェキやブロマイドのような「作るもの」は、すぐには届きません。動画はその日のうちに来ても、物は後日というのが普通です。

4. キャンセルできるか

在庫の状況で、希望した銘柄が入らないこともあります。「入荷ルートや本数の関係で時期により時間がかかる場合がある」と断っている店もありました。その場合にどうするか(別の銘柄にするか、待つか、返金か)を先に聞いておくと安心です。

専用のアプリもあります

遠隔だけを扱うスマートフォンのアプリも存在します。自らを日本初とうたうものが2021年から動いていて、店を選んで贈る形です。店側の登録料と月額は無料と案内されています。

ただし、どれだけの店が加盟しているかは公表されていません。使えるかどうかは、自分の行く店が入っているか次第です。まずは担当に「うちはあれ使える?」と聞くのが早いと思います。

なぜホストクラブだけ遅れているのか

ここは正直に書きます。ホストクラブに遠隔の仕組みが少ないのは、需要がないからではありません。

遠隔はもともとコンセプトカフェで広まった売り方です。ナイトワークの求人メディアも「もともとコンカフェで広まった仕組みで、最近ではガールズバーでも導入する店舗が増えてきた」と書いています。ホストクラブは、この流れの外にいます。

理由は、必要がなかったからだと考えています。

コンカフェのキャストは配信をしていることが多く、面識のない視聴者から注文を受ける必要があります。だから価格を並べて、その場で決済できる仕組みが要ります。

一方、ホストクラブは担当と客が1対1で、すでにLINEでつながっています。「振り込むから入れておいて」で済んでしまうので、サイトを作る動機が生まれません。実際、キャバクラで働く方が自分のブログに、サイトを使わず振込先を伝えて対応した流れを書いていました。

つまり、仕組みがないだけで、遠隔そのものは前から行われています。担当に聞けば、たいていの店は何らかの形で応じてくれるはずです。

よくある質問

遠隔は担当の売上になりますか

なります。ここが物のプレゼントとの違いです。店の売上として計上され、担当の成績にも反映されます。バースデーイベントのようにその日の売上が意味を持つ場面では、行けなくても貢献できます。

行ったことのない店に、いきなり遠隔で入れられますか

店によります。コンカフェのネットショップは誰でも買える形が多いのですが、ホストクラブは担当がいる前提の運用が中心です。初めての店なら、まず一度行ってからのほうが確実だと思います。

遠隔だけで通い続けることはできますか

できなくはありませんが、店側は来店を前提に組み立てています。遠方に住んでいる、体調が優れない、仕事が忙しいといった事情があるなら、そのことを担当に伝えておくと扱いが変わります。事情を知らないまま遠隔だけが続くと、誤解が生まれることもあります。

いくらから頼めますか

ドリンク1杯なら1,100円前後からあります。シャンパンだと1万5,000円あたりが入口です。まず小さく試して、やり取りの流れを確かめるのがおすすめです。

開けてもらったか、確認できますか

動画が送られてくるので確認できます。逆に言えば、動画が来ない場合は聞いてください。遠隔は、開けた事実が見えることまで含めてのサービスです。

まとめ

遠隔は、行けない日でも担当を支えられる仕組みです。売上としてカウントされるので、バースデーのような日にも意味があります。

ただし、業態によって手順がまったく違います。コンカフェは価格が見えてその場で決済でき、ホストクラブはフォームか担当への連絡と振込が中心です。ホストクラブは最短3日前という案内も見られるので、当日思い立っての利用には向きません。

頼むときは、いつ開けてもらうか・いつ何が返ってくるかの2つを先に決めておいてください。この2つで、行き違いのほとんどは防げます。

そして最初は、少額で一度試してみることをおすすめします。やり取りの感触が分かってから、金額を上げれば十分です。

業界全体の動きについてはホスト業界の現在と未来に、贈り物という観点からはホストへのプレゼントにまとめています。

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神崎とおる(業界ライター)プロフィール画像
神崎とおる業界ライター

歌舞伎町で4年間ホストとして勤務した後、2024年に引退(31歳)。現役時代は中堅プレイヤーとして業界の光と影を経験。現在はナイトエンタメ業界のライターとして、元内部の視点から冷静に業界を分析している。

この記事は ホスランクの編集方針 に基づき、業界経験者によって執筆されています。

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