ホストのシャンパンコールとは|料金の仕組みと種類・セリフ例
ホストクラブのシャンパンコールを客視点で整理しました。コールの費用はシャンパンの値段に含める店が多い一方、「シャンパン20,000円〜/コール付き26,000円〜」と分けて書く店もあります。歌舞伎町でコール付きのプランを料金表に載せている14店の実額(初回でもコール付き1万円から)、コールの種類9つ、マイクを振られた時の正解セリフ、起源(1999年)まで。


ホストのシャンパンコールとは?料金の仕組み・正解セリフ・流れ
シャンパンコールとは、ホストクラブでお客様がシャンパンを入れた瞬間、店内のホストが一斉に集まって掛け声とパフォーマンスで盛り上げる演出のことです。歌舞伎町を象徴する文化で、初めて体験するとその迫力に圧倒されます。略して「シャンコ」とも呼ばれます。
初めてでも大丈夫。コール中に客がやることは3つだけ
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1. 歌詞は覚えなくてOK——曲も掛け声も店ごとに違い、流行で頻繁に変わります。暗記は不要です
2. 座ったまま笑顔で手拍子——立つ必要も、シャンパンを飲み切る必要もありません
3. マイクを振られたら「(担当名)、ありがとう!」の一言でOK——短い感謝だけで、主役は十分に務まります
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この3つを押さえれば、初めてでも"恥をかかない主役"になれます。以下で、コールの流れ・値段の目安・場面別の正解セリフまで詳しく解説します。マイクで一言もらえる「姫マイク」の例文は専用記事にまとめています。
コールにいくらかかるのか——伝票には載りませんが、無料ではありません
先にお金の話をします。ここを誤解したまま行くと、あとで気持ちがざらつきます。
多くの店では、伝票に「コール代」という項目は載りません。会計に並ぶのはシャンパンの値段と、そこに掛かる税・サービス料だけです。この意味で「コールは無料」と説明されることもあります。
ただし、無料ではありません。 店のシャンパンは市販の価格とは別の値付けになっていて、演出の費用はその中に含まれています。ホストが何人も集まってパフォーマンスをする。その人件費と演出がどこから出ているかを考えれば、自然な話です。
そして、コールに値段をはっきり付けている店もあります。歌舞伎町のBIDAN・BIDAN -RISE-・DARLINは、料金表で「シャンパン20,000円〜」と「コール付き26,000円〜(通常の営業日のみ)」を分けて書いています。指名とは別に「コール指名料金1,000円」を置いている店もあります(ALBANOX by ACQUA・DOUBLE by ACQUA)。
だから確かめ方も変わります。「このシャンパンは、コール込みの総額でいくらですか」と聞いてください。 「コールはいくら」だけを聞くと「無料です」と返ってくることがありますが、総額で聞けば数字が出ます。
金額の感覚をつかむには、実際の会計例が役に立ちます。歌舞伎町の掲載店では14店が会計例を公開していますが、ボトルを入れた場合の例まで出しているのはTRUMPの1店だけです。そのTRUMPでは、缶物6缶で35,000円の卓にスパークリングワイン(ロジャーグラート)を1本足すと141,000円になります。1本で10万円動く世界です。銘柄別の相場はボトル値段一覧に、タワーの場合はシャンパンタワーの値段にまとめています。
なお、コールが起きたからといって、あなたが払う金額が増えるわけではありません。増えるのはシャンパンを入れたときで、コールはその結果として起きる演出です。誰かの卓でコールが始まっても、見ているだけなら1円もかかりません。
自分でコールを体験すると、いくら?——料金表に「コール付き」を載せている14店
歌舞伎町の店の料金表(ホスホス・236店・2026年9月)を見ると、14店が「コール付き」のプランや価格を載せています。「一度は自分の卓でコールを体験してみたい」なら、ここが金額の目安になります。
| 内容 | 金額 | 店の例 |
|---|---|---|
| VIP初回:90分+シャンパン1本(コール付き) | 10,000円(税サ込み) | LALA(AIR GROUP) |
| シャンパン単品をコール付きで | 26,000円〜(税サ別) | BIDAN・BIDAN -RISE-・DARLIN |
| セット+シャンパン1本(コール付き) | 30,000円 | club nika・club -FAIRY-・club -僕らの森-・CLUB 僕らの森2 |
| 60分+シャンパン(3名まで・コール付き) | 50,000円(税サ込み) | ALBANOX by ACQUA |
| 飲み放題+コール付きシャンパン | 50,000〜100,000円 | alpha by ACQUA・Drop・APiTS ほか |
いちばん手頃なのは、初回の段階でシャンパンとコールが付くプランです。LALAの「VIP初回」は90分10,000円(サービス料・消費税込み)で、シャンパン1本とコールが付きます。通常の初回(3,000円)との差は7,000円です。
条件にも注意してください。BIDANなどの「コール付き26,000円〜」は通常の営業日だけで、イベントの日は別です。FUYUTSUKI -P2-のように「コール付きのプランは23時まで」と時間を区切る店もあります。金額も条件も店が変えることがあるので、行く前に料金表で確かめてください。
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この記事はコールの演出・流れ・客側の楽しみ方(マイク返答や参加の仕方)に特化しています。関連テーマは目的別に記事を分けているので、用途に合わせて行き来してください。
| 知りたいこと | 読むべき記事 |
|---|---|
| コールの演出・流れ・客側の参加の仕方(本記事) | このまま読み進めてください |
| 「シャンコ」の略称・派生用語・SNS用法 | 本記事の「略称『シャンコ』と派生用語10選」セクションへ |
| シャンパンタワー | シャンパンタワー完全ガイド |
| 飾りボトル(買って飾る) | 飾りボトル完全ガイド |
| ボトル全般の値段 | ボトル値段一覧 |
コールの種類一覧——名前と、その時に自分がすること
ホストクラブで飛ぶコールには、いくつか決まった型があります。名前を知らなくても困りませんが、「いま何が起きているのか」が分かると、その場の見え方がまるで変わります。客として遭遇する機会が多い順に並べました。
| コールの名前 | どんな時に起きるか | 客がすること |
|---|---|---|
| 通常コール(ノーマルコール) | 手頃な価格帯のシャンパンを入れた時。いちばん多い | 笑顔と手拍子 |
| 飲みコール | コールの前に挟まる「一気!」系のウォームアップ | 手拍子だけで十分。飲めなければ飲むフリで大丈夫です |
| スペシャルコール | 高い価格帯のシャンパン。照明とBGMが切り替わる店も | 笑顔と手拍子。通常より長め |
| 記念コール | バースデー・周年・卒業など、特別な日 | 「おめでとう!」と声を出せると場が締まります |
| オールコール | 在籍しているホストが全員集まる、最大規模のコール | 笑顔と手拍子。視線が集まるので堂々と |
| タワーコール | シャンパンタワーを組んだ時。店内全体を巻き込む | 長く続きます。撮影の可否は事前確認を |
| 狙い撃ち | 100万円級のボトルが入った時。山本リンダの『狙いうち』が流れる | 見て楽しむ場面。自分が入れない限り起きません |
| キラーコール | 営業終盤、その日の売上を動かしたい場面での決め手 | 笑顔で受ければ十分です |
| ラスソン | その日の売上1位のホストだけが、閉店前に歌える1曲 | 自分の卓でなくても店内で見られます |
このうち自分の意思で起こせるのは、シャンパンを注文して発生するコール(通常・スペシャル・オールコール・タワー)だけです。狙い撃ちは100万円級のボトルが前提ですし、キラーコールは店側の判断、ラスソンはその日の売上で決まります。「あのコールをやってほしい」と指定する類のものではない、と思っておくと気が楽です。
狙い撃ちは狙い撃ちとは、ラスソンはラスソンとは、タワーはシャンパンタワー完全ガイドで、それぞれ個別に扱っています。
値段が上がると、コールはどこまで大きくなるか
コールはシャンパンの価格帯でおおむね規模が変わります。難しく考えず「高いほど演出が大きくなる」と捉えれば十分です。
| シャンパン | 相場 | コールの規模 |
|---|---|---|
| モエ・シャンドン/ヴーヴ・クリコ | 3〜6万円 | 通常コール(近くのホスト数人) |
| ドンペリ白 | 8〜15万円 | スペシャルコール(照明やBGMが変わる店も) |
| ピンドン・P2/アルマンド | 8〜30万円/20万円台〜 | スペシャルコール(より大きな演出) |
| 高額ボトル・複数本 | 20〜30万円〜(目安) | オールコール(在籍ホストが全員集まる/後述) |
| シャンパンタワー | 50万円〜 | タワーコール(店内全体を巻き込む最大演出) |
このほか、その日の売上No.1だけが閉店前にもらえる特別演出「ラスソン」もコール文化の一部です(詳細はラスソンとは)。値段は業界メディアの記載をそろえた相場で、税サが別途加算されます(銘柄ごとの一覧はボトル値段の相場早見表)。
コールが飛ぶかどうかは店とその日次第ですが、初回の料金は行く前に分かります。ホスランクに掲載している歌舞伎町78店は全店が初回料金を公開していて、95%が3,000円以下です。
どんな曲で盛り上がる?歌詞より「参加の仕方」を押さえれば大丈夫
「シャンパンコール 歌詞」「セリフ」で調べる方は多いのですが、曲も言い回しも店ごとにアレンジが違い、流行で頻繁に入れ替わります。だから暗記は必要ありません。大事なのは「どんな系統の曲が使われ、客の自分は何をすればいいか」だけ。ここさえ押さえれば、初めてでも自然に乗れます。
使われる曲の系統
| 系統 | どんな曲か | 雰囲気・多い店 |
|---|---|---|
| ヒット曲の替え歌 | 流行のJ-POPに担当名を乗せる(元曲の例:新宝島・前前前世・いい波乗ってんね など) | 客が乗りやすく、若手中心の店で主流 |
| ボカロ・アニメ系 | ボカロ・アニメソング(元曲の例:ルカルカ★ナイトフィーバー・千本桜 など) | アイドル系・コンカフェ寄りの店 |
| 店舗オリジナル | グループ・店専用のコール | 内輪の一体感が強い、常連向け |
| 飲みコール | 「一気!」「グイグイよし来い!」などの掛け声(歌唱なし) | コール前のウォームアップ的 |
| 記念コール | バースデー・周年・卒業(アイラブユー)系 | 特別な日の専用アレンジ |
担当名を呼ぶ替え歌が中心なので、原曲を知っていれば自然に口ずさめますが、知らなくても問題ありません。
客がやることは、たった3つ
担当の名前が連呼されたら笑顔でいる、サビや決め台詞で手拍子、最後の「乾杯!」でグラスを上げる——基本はこれだけです。「一気!」と来ても飲むフリでよく、強要はされません。バースデーなら「おめでとう!」と声を出し、ハート型のポーズを促されても、恥ずかしければ拍手だけでOK。立ち上がる必要も、お返しのコールも要りません。
つまり事前に歌詞を覚える必要はゼロ。曲は当日その店がどの系統かを見れば十分で、自分は「笑顔・手拍子・乾杯」だけでちゃんと主役として成立します。気になる人は、来店前に担当へ「どんなコールですか?」と一言聞いておくと、さらに安心です。
シャンパンコールのセリフ一覧——当日実際に飛ぶ掛け声と、客の返し方

暗記は不要ですが、「どんな掛け声が飛ぶのか」を知っておくと、当日その場の空気にスッと乗れて、自分でも声を出して楽しめます。歌舞伎町の多くの店で共通して使われる代表的な掛け声を紹介します(曲やアレンジは店ごとに違うので、これらは"型"として捉えてください)。
シャンパンを開ける時の掛け声——「オープン! 3・2・1!」
- 「シャンパン、オープン! 3・2・1!」——開栓のカウントダウンで、最も多く使われる掛け声。客は最後の「ゼロ!」や開いた瞬間に、手拍子・歓声を合わせればOKです。
飲みコールの掛け声——「ぐいぐい、よし来い!」
- 「ぐいぐい、よし来い!」——場を温める掛け声。担当が飲むなら担当名で応援し、自分は手拍子だけで大丈夫です。
- 「一気!一気!」——大学コンパ由来の掛け声。飲めない人は飲むフリ・手拍子で問題ありません(強要はされません)。
コール&レスポンスの型——呼びかけと応答
- ホストが「○○(担当名)!」と呼びかけ、まわりが「イェーイ!」や合いの手で返す——この繰り返しが基本構造です。客は名前のところで笑顔、合いの手で手拍子をすれば、自然に一体になれます。
替え歌コール——担当の名前を曲に乗せる
- 流行のJ-POP(新宝島・前前前世 など)や、ネットで人気の「いい波乗ってんね」系のフレーズに担当の名前を乗せた替え歌が定番。原曲を知っていれば口ずさめますが、知らなくても笑顔と手拍子で十分です。
くり返しになりますが、これらは覚える義務はまったくありません。「こういう掛け声が来るんだ」と知っておくだけで、初めてでも戸惑わず、むしろ自分から楽しめます。
覚えるのは「よいしょ」だけ

コール中は、MC役のホストが「○○さん、いきま〜す!」「なんとなんと!」と客席を煽る前フリを挟みます。曲や歌詞は店ごとに違っても、この煽り→盛り上げの型は歌舞伎町の多くの店で共通です。客側が覚えておくと得なのは、たった一つ。主役や担当が持ち上げられた時に返す「よいしょ〜!」という合いの手だけです。
| 掛け声 | 意味・どんな場面 | 客はどうする |
|---|---|---|
| よいしょ〜! | MCが担当・主役を持ち上げた時の合いの手 | まわりに合わせて「よいしょ〜!」と返す(これだけ覚えればOK) |
| なんとなんと! | 高額ボトルや主役を紹介する前の煽り | 拍手と歓声で沸けば十分 |
| ごっつぁんです! | シャンパンを入れてくれた客への「ご馳走様」の感謝 | 言われる側。笑顔で受け取ればOK |
| ぐいぐい、よし来い! | 飲みコールの掛け声 | 手拍子。担当が飲むなら担当名で応援 |
| いい波乗ってんね/エッサ、エッサ! | リズムに乗るノリ重視の掛け声・替え歌系 | 手拍子で合わせる |
これらは店やその時の流行でアレンジされる"型"で、一字一句の暗記は不要です。覚えるのは「よいしょ〜」の一言だけ。MCに振られたらまわりに合わせて返し、あとは笑顔と手拍子でいれば、初めてでも場に馴染んで主役を楽しめます。声を出すのが恥ずかしければ、手拍子だけでもまったく問題ありません。
流れを文字で追うとこうなります
「シャンパンコール 文字起こし」で探す方のために、現場でよく聞く掛け声の流れを文章に起こしておきます。ただし担当名を乗せる替え歌の歌詞は店ごと・流行ごとに総入れ替えされるため、ここに載せても当日は使えません。だから歌詞そのものではなく、どの店でも共通する"型"を文字起こしします。これを眺めておけば、当日の空気感が事前にイメージできます。
シャンパンを開ける瞬間
ホスト一同「シャンパン、オープン! さん・に・いち……ゼロ!」
(客は最後の「ゼロ!」で手拍子と歓声を合わせるだけでOK)
飲みコール(コール前のウォームアップ)
MC「いくぞー! ぐいぐい、よし来い!」
一同「ぐいぐい、よし来い!」
MC「○○(担当名)、一気! 一気!」
(客は手拍子。担当が飲むなら担当名で応援。自分は飲むフリで大丈夫)
コール&レスポンス(呼びかけ→応答)
MC「○○〜!」
一同「イェーイ!」
MC「なんとなんと、本日の主役〜!」
一同「よいしょ〜!」
(客は名前で笑顔、合いの手で手拍子。「よいしょ〜」だけ一緒に言えれば完璧)
このように、文字起こしできるのは「掛け声の型」までで、肝心の替え歌部分はその場限り。だからこそ暗記は不要で、笑顔・手拍子・乾杯の3つさえ押さえれば、初めてでも主役として成立します。
オールコールとは?いくらから出るのか——基準額を公開している店はありません
コールの中でも最大級なのがオールコールです。他のテーブルで接客中のホストまで含めて、在籍しているホストが全員集まる形。店にいる全員の視線が自分の席に集まるので、経験した人が「別格だった」と言うのはこれです。
「いくらから発動するのか」は検索でもよく問われますが、先に正直なところを書いておきます。基準額を公開している店は、調べた範囲では見つかりませんでした。 店舗の公式サイトは料金システムを載せていても、「何円以上でオールコール」とは書いていません。
そのうえで、業界メディアで見かける目安は20〜30万円以上です。ただしこの数字は出典元が根拠を示しておらず、一次情報での裏付けは取れていません。そういう水準の話として受け取ってください。
金額だけで決まるわけではない
もう少し実態に踏み込むと、オールコールは金額の自動判定ではありません。同じ20万円でも、その日の状況によって変わります。
- 日:周年・バースデー・卒業など、店として盛り上げたい日は基準が下がる
- 店の規模:在籍数が少ない店なら「全員」のハードルは当然低い
- 混雑:他卓が埋まっている時間帯は、全員を集めること自体が難しい
- 担当の立場:担当がその日どれだけ場を動かせるかにも左右される
つまり「◯万円払えば必ずオールコール」という約束は、どの店にも存在しません。
出したい場合と、そうでない場合
自分から出したいなら、当日その場で考えるのではなく、事前に担当へ相談するのが確実です。 「オールコールってどのくらいから?」と聞けば、その店の実際の線を教えてくれます。金額を決めてから行くほうが、当日の判断で膨らむより安全です。
一方で、目撃して「あれいくらなんだろう」と気になっただけなら、気にしなくて大丈夫です。 オールコールは客が発注するものではなく、店側の判断で始まります。自分の席で起きなかったからといって、扱いが軽いわけではありません。
なお金額の全体像はホストクラブの料金完全ガイド、シャンパン単体の相場はドンペリの値段で扱っています。
コールの流れ(注文から乾杯まで)
担当に「シャンパン入れたい」と伝える(予算を言えば相応のものを提案してくれます)→担当が内勤に合図しコール準備→スペシャル以上なら照明とBGMが切替わり店内が注目→ホストが一斉に集まりコール開始、担当名を連呼→クライマックスで開栓、歓声→担当と乾杯(写真はこのタイミング)。長さは店とコールの種類で変わり、高いシャンパンほど長くなります。
マイクを振られたら何を言う?——シーン別のセリフ例文
コール中に「3・2・1・どうぞ!」とマイクを向けられることがあります。固まらないよう、場面別の正解だけ覚えておけば十分です。共通の鉄則は「笑顔+短い感謝」。これだけで及第点です。
| 場面 | 一例 |
|---|---|
| シャンパン開封直後(最頻) | 「○○、ありがとう!」 |
| バースデー・周年 | 「○○、おめでとう! これからも応援してます!」 |
| タワーコール終了時 | 「今日のこの瞬間、一生忘れません!」 |
| 他客が主役のシャンパン応援 | 「○○姉さん、おめでとう! 乾杯!」 |
| 担当のラスソン | 「○○、いつもありがとう!」 |
NGは、3秒以上の沈黙、15秒を超える長話、「前に行った○○店では」など他店の話、「もっと頑張ってよ」など担当批判。迷ったら笑顔で「ありがとう!」だけで場は持ちます。
このマイクは「姫マイク」と呼ばれます。シーン別の言い回しをもっと知りたい人は、姫マイクの実例セリフ20選にまとめてあります(苦手な人向けの短い型も載せています)。会話そのものに不安があればホストの会話術・初回の会話ネタも役立ちます。

客のマナーと、初めてを楽しむコツ
やることはシンプルです。笑顔で主役を楽しみ、シャンパンが注がれたらまず担当と乾杯、撮影可なら記念に一枚(可否は事前確認)。立ち上がる必要はなく座ったままでよく、お返しのコールは不要、全部飲み切らなくても大丈夫です。初めてなら「今日は◯万円まで」と予算を先に決め、いきなりドンペリに行かずモエやヴーヴ・クリコの通常コールから。コールの瞬間は自分では撮れないので、友達や担当に動画を頼むと思い出に残ります。料金全体像はホストクラブの料金完全ガイドを参照してください。
略称「シャンコ」
ホスト業界とSNSでは、「シャンパンコール」は「シャンコ」と略すのが標準です。理由はシンプルで、現場でもSNSでも「シャンパンコール」をフルで言う/打つのが長いから。営業中の店内では「○○卓シャンコ入った」の一言で状況が伝わる効率が支持され、X やLINEでは「シャンコ」がハッシュタグに乗りやすいため定着しました。日本語が外来語を縮める癖(スマホ・ポケモン・パソコンと同じ構造)のホスト業界版、と捉えると分かりやすいです。
派生した言い回しとしては、在籍しているホストが全員集まる最大規模のコールを指す「オールコール」がよく使われます(くわしくは前述)。「シャンコ入った」「シャンコ入れる」のように、シャンコを主語にした言い方も現場ではふつうに通じます。
「シャンコ」と「シャンパンコール」の違いは? ── 同じものです。シャンコは略称で、業界・SNSでは「シャンコ」、正式な文書では「シャンパンコール」が自然です。意味の違いはありません。
いつから始まった?起源は1999年・歌舞伎町TOP DANDY

「シャンパンコールはいつから?」という疑問の答えは、意外と新しく1990年代後半です。前身として、ドンペリを注文した客への感謝を込めて行う「ドンペリコール」が先にあり、それがシャンパン全般の演出へ広がったとする見方があります。シャンパンコールとして広まったのは1999年ごろ、歌舞伎町のホストクラブ「TOP DANDY」(現groupdandyの源流店舗)に所属していたホスト「頼朝」氏が考案したとする説が広く知られています(出典:osaka-host.net)。ただし前身や考案者には諸説あり、別のホストを起源とする説もあるため、ここでは最有力の頼朝説として紹介します。それ以前にシャンパン演出の文化はなく、注文時の盛り上げとして始まった即興が体系化され、2000年代に歌舞伎町全店へ波及、各グループのオリジナルコールが生まれました。2010年代にJ-POP替え歌化とSNS拡散が進み、大手はYouTube公式でコール動画を発信しています。2025年6月の改正風営法では、恋愛感情につけ込んで注文させることが禁止されました(背景は改正風営法で何が変わったか)。
飲みコールだけは源流が別
混同されがちですが、飲みコール(「一気!」「グイグイよし来い!」)の源流はホスト業界ではなく、大学の体育会・コンパ文化です。1980〜90年代のコンパで定着した一気コールが、2000年代にホストのシャンパンコール文化と融合し、現在は「シャンコ前のウォームアップ」として挟まれることが多い、という位置づけ。代表例は一気コール、グイグイ系、エール(応援団)型などです。自分が飲まないなら手拍子だけでよく、強要はされません。担当が飲むなら担当名を叫んで応援するのが場の流儀です。
地方によって少し色が違う
歌舞伎町発祥ですが、大阪ミナミ・名古屋錦・福岡中洲など各地のホストクラブにも広がり、テンポや方言アレンジに地域ごとの色があります。とはいえ基本の流れと「笑顔・手拍子・乾杯」はどこも共通なので、別の街で体験しても同じ要領で楽しめます。
よくある質問
コールは断れる? シャンパンを頼まなければ発生しません。コールだけ断ってシャンパンを飲むことは基本できませんが、苦手なら「控えめに」と事前に伝えれば配慮されます。
コール中は何をすればいい? 座って笑顔で楽しんでいるだけでOK。主役として堂々としていれば完璧です。
毎回あるの? シャンパンを入れるたびにあります。焼酎やカクテルなど通常ドリンクでは発生しません。
動画をSNSに上げていい? 店舗によります。撮影・投稿の可否は店ごとに違うので、必ず事前に担当へ確認を。
初回でも体験できる? できます。自分が入れなくても、店内で誰かがシャンパンを入れればコールは起き、その場で見られます。
値段は頼む前にわかる?あとから高額になったりしない? わかります。注文前に担当へ「これいくら?」と聞けば教えてくれますし、不安なら「今日は◯万円まで」と先に伝えておけば、その範囲で提案してくれます。伝票に「コール代」という項目は載りませんが、演出の費用はシャンパンの値段に含まれているので、聞くべきは「コールはいくら」ではなく「このシャンパンは総額でいくら」です。料金についてうその説明をすることは、2025年6月の改正風営法で禁止されています。
自分でコールを体験するには、いくらかかる? 店によっては初回の段階で体験できます。LALAの「VIP初回」は90分10,000円(税サ込み)でシャンパン1本とコールが付きます。シャンパン単品なら、コール付きで26,000円〜(税サ別)と書いている店もあります。
一番安いシャンパンだと、コールがしょぼくて恥ずかしい? そんなことはありません。モエやヴーヴ・クリコの通常コールでも、担当を含む数人が集まってきちんと盛り上げてくれます。金額で態度が露骨に変わる店は、むしろ避けるべき店です。初めては通常コールで十分で、見栄を張る必要はまったくありません。
お酒が飲めなくてもシャンパンコールはできる? できます。シャンパンは飲み切らなくてよく、口をつけるだけ、あるいは乾杯のポーズだけでも大丈夫。「飲めない」と先に伝えれば、ノンアルで乾杯させてくれる店もあります。コールは「飲む量」ではなく「主役として楽しむ」演出なので、飲めなくても何も問題ありません。
うまく盛り上げられなかったら、担当に嫌われる? 嫌われません。コールの主役は、座って笑顔でいるだけで成立します。気の利いた返しもダンスも不要で、「ありがとう」の一言と手拍子で十分。慣れていない様子を、担当はむしろ微笑ましく受け取ることがほとんどです。緊張するのは当たり前なので、構えなくて大丈夫です。
まとめ
シャンパンコールは1999年にTOP DANDYで生まれた比較的新しい文化で、シャンパンの価格帯で演出の規模が変わります。略称は「シャンコ」で、最大規模のものは「オールコール」と呼ばれます。コールの費用はシャンパンの値段に含める店が多い一方、コール付きの価格を分けて書く店もあり、初回からコール付きで1万円のプランもあります。使われる曲の系統と参加の仕方、飲みコールとの違い、マイクを振られた時の場面別の正解——ここまで押さえれば、初めてでも主役として堂々と楽しめます。歌詞を覚える必要はなく、迷ったら笑顔と「ありがとう」だけで十分です。タワーはシャンパンタワー完全ガイド、値段全体はボトル値段一覧へ。
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歌舞伎町歴6年、年間50店舗を回るフリーライター(30歳)。過去に売掛で痛い経験をしたからこそ、今は「賢く楽しむ」がテーマ。大手グループから個人店まで知り尽くした歌舞伎町の生き字引。
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この記事は ホスランクの編集方針 に基づき、業界経験者によって執筆されています。
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