ホスト 指名|種類・指名料・選び方と後悔しないコツ
ホストの指名は本指名・場内指名・送り指名・ヘルプ指名・写真指名の5種類+指名なしのフリー。指名料の相場、初心者の進め方、本指名と場内指名の違い、永久指名の本当の意味(制度より“気まずさ”で縛られる実態)、担当を変えたい時のコツまで、来店者目線で解説します。


ホストの指名は6パターン。まず早見表で全体像を
「指名しないと帰れないの?」「指名料っていくらかかる?」「一度指名したら、もう断れない?」——初めてのホストクラブで、指名は一番不安なところだと思います。先に安心してほしいことを言うと、初回は指名なし(フリー)で大丈夫です。指名が必要になるのは2回目以降で、それも無理に決めなくてかまいません。
まずは指名の6パターンを早見表で。料金は店舗によって幅がありますが、歌舞伎町でのおおよその相場です。
| 指名の種類 | 指名料の相場 | どんな時に使う |
|---|---|---|
| フリー | 0円 | 指名なし。初回はこれ。数人のホストが順番に接客 |
| 写真指名 | 0円〜(初回プランに込みが多い) | 来店前に写真カタログから会いたいホストを選ぶ |
| 場内指名 | 500〜2,000円 | 来店中に「この人ともっと話したい」とその場で指名 |
| 本指名 | 1,000〜5,000円 | 担当ホストを決めて、来店のたびに指名(2回目以降) |
| 送り指名 | 0円 | 帰り際にお見送り役を選ぶ。次回候補の軽い意思表示 |
| ヘルプ指名 | 0〜1,000円 | 担当が席を外した時などに話し相手を頼む |
迷ったら、初回はフリー → 気になる人を場内指名 → 通ううちに本指名、という順番で進めば失敗しません。焦って決める必要はないので、まずは一番知りたい「指名の仕方」から見ていきましょう。
指名の仕方——「いつ」「どうやって」を時系列で
ここが一番知りたいところだと思います。安心してほしいのは、指名は来店の流れのなかで自然にするもので、難しい手続きはいらないということ。時系列で見ていきます。
初回:指名しなくてOK。まずは楽しむ
初回はフリー(指名なし)が基本です。数人のホストが順番に席につくので、会話を楽しみながら「いいな」と思う人を探すだけ。ここで無理に指名を決める必要はありません。気になる人がいれば、来店中にスタッフへ「もう少しこの人と話したい」と伝える場内指名で、その日だけ長く話すこともできます。
その日に担当を決めたいなら——「飲み直し」
初回のコースが終わるタイミングで、気に入ったホストを指名してそのまま飲み続けることを「飲み直し」と言います。これが、初回当日にその場で担当(本指名)を決める方法です。飲み直しをすると初回料金がいったん清算され、以降は通常料金に切り替わります。「この人を担当にします」とお店に伝える正式なタイミング、と考えてください。もちろん急ぐ必要はないので、「今日この人に決めたい」と思った時だけで大丈夫です。
帰り際の「送り指名」は、指名そのものではない
会計後、お見送りしてくれるホストを1人選ぶのが送り指名です。ここが勘違いしやすいのですが、送り指名は、それ自体が「担当を決める指名」ではありません。「次回また会いたいな」という候補を選ぶ、いわばLINE交換のきっかけのようなものです。無料ですし、選ばずに帰っても問題ありません(送り指名のしくみは送り指名とは?でくわしく解説しています)。
2回目以降:連絡して会いに行けば、それが指名
送り指名やLINE交換をしたホストがいれば、その人に連絡して「会いに行きたい」と伝え、実際に来店すれば、自然とそのホストの本指名になります。お店では受付で「○○さんを指名します」と伝えればOK。LINEで日時を決めてから行く流れが一般的です。
飲み直しもLINE交換もしていない場合でも大丈夫です。2回目にそのお店へ行き、受付(内勤スタッフ)に「前回いた○○さんを指名したい」と名前を伝えれば、それで本指名になります。連絡先を交換していなくても問題ありません。ただLINEがないと出勤日が分かりにくいので、事前にお店へ電話して「○○さんは何日に出勤していますか」と確認してから行くと、確実に会えます。気になる人の名前だけは、初回のうちに覚えておきましょう。
一度決めると、変えるのは気まずい
多くの店は永久指名制で、一度本指名(担当)を決めると、制度のうえでも人間関係のうえでも変えにくくなります(くわしくは後の章で)。だからこそ、最初の一人は焦らず、飲み直しや2回目で「この人だ」と思えてからで十分です。

指名料は店舗によって幅があります(早見表のとおり、場内指名は500〜2,000円、本指名は1,000〜5,000円ほど)。正確な金額は来店前にホスランクで各店舗の料金システムを確認しておくと安心です。
「指名するのが緊張する」そんなあなたへ
ここまで読んでも、「やっぱり指名するのは緊張する」「自分から言うのは勇気がいる」と感じる方もいると思います。その気持ちは、とても自然なものです。でも、肩の力を抜いて大丈夫な理由が3つあります。

① 本人に直接言わなくていい
「○○さんを指名します」は、内勤スタッフに伝えればOKです。ホスト本人に面と向かって告げる必要はありません。受付でそっと名前を伝えるだけ。LINEで「次は○○さんに会いたいな」と送るのでもかまいません。
② 指名されてイヤなホストはいない
指名は、ホストにとって「選んでもらえた」うれしい出来事です。断られたり、気まずくなったりする心配はまずありません。緊張しているのはあなただけで、相手はむしろ待っています。
③ 緊張するのは、あなたが真剣だから
初めての指名でドキドキするのは、相手を大切に思っている証拠です。みんな最初はそうでした。一度経験すれば、次からは自然にできるようになります。
ひとつだけ気をつけたいのは、楽しい時間ほどのめり込みすぎないこと。ホストクラブは疑似恋愛を楽しむ場所です。好きになる気持ちは素敵ですが、お金や心をすり減らさないよう、「ここまで」という自分なりの線引きだけは持っておくと、ずっと安心して通えます。
どの指名が自分に合う?タイプ別の向き・不向き
指名は手続きであると同時に、ホストとの距離感を決める選択でもあります。むずかしく考えず、今の自分の気持ちに合うものを選べば大丈夫です。
- フリーが向く人:まだ誰とも決めたくない、いろんな人と気軽に話したい初回〜数回目の方。特別感は薄いぶん、気楽さは一番です。
- 場内指名が向く人:「この人いいな」と思える相手を探している、比較検討中の方。その日だけの関係なので、次回また別の人を選んでもかまいません。
- 本指名が向く人:「この人を担当にしたい」と心が決まった方。ホスト側もあなたを優先してくれて、好みや話を覚えてもらえます。ただし多くの店は永久指名制で、あとから変えるのは(先ほど書いた通り)気まずくなりがちなので、最初の一人は焦らず選びましょう。
「まだ決められない」なら、無理に本指名へ進まなくて大丈夫です。場内指名やフリーを行き来しながら、自分のペースで見極めてください。
指名ルールは「グループ」より「店舗・担当」で決まる
「大手グループごとに指名ルールが違う」と書かれることがありますが、実際にはグループ名できれいに線引きできるほど整理されていません。永久指名のような仕組み自体はどの大手にもありますが、その運用が厳格か緩やかかは、同じグループでも店舗や担当によって変わります。
だから判断材料にするなら、グループ名で決め打ちせず、来店時にその店の受付へ直接聞くのが一番確実です。聞いておきたいのは二つ。「指名を変えたくなったら変えられますか」と「系列の別店舗に移っても同じ担当を続けられますか」。この二つを最初に確認しておけば、後から「思っていたルールと違った」というズレを防げます。
本指名と場内指名、結局どう違う?
初心者が一番混乱するのがこの2つです。ひとことで言うと、場内指名は「その日だけ」、本指名は「専属の担当」。場内指名は来店中に気軽に選べて、次回はまた別の人を選んでもかまいません。本指名は来店前から担当を決めて、来店のたびに指名します。料金は本指名のほうが少し高めですが、その分あなたの好みや話を覚えてくれて、関係が深まります。
迷ったら、まず場内指名で何度か試して、「この人だ」と思えたら本指名に切り替える——これが一番失敗しない順番です。
永久指名の本当の意味——「制度」より「気まずさ」で続く
「永久指名」と聞くと、客が一生を誓う特別な宣言のように思うかもしれません。でも実態は少し違います。永久指名とは、本指名したら、原則そのホストを担当として変えられない仕組みのこと。多くの店がこの「永久指名制」を採用しています。客が特別な覚悟を口にする儀式ではなく、本指名に最初からついてくる性質だと考えてください。
なぜこんな仕組みがあるかというと、店内でお客さんの奪い合いが起きるのを防ぎ、ツケ(売掛)を管理しやすくするためです。
最近は「永久指名ではない(担当を変えられる)」という店も増えてきました。ただ、ここが一番の本音の部分なのですが——制度上は変えられても、担当ホストがその店にいる限り、実際に変えるのはかなり気まずいのが現実です。担当が退店でもしない限り、自然に別の人へ、とはなかなかいきません。つまり、あなたを縛るのは「制度」よりも「人間関係の気まずさ」のほう。だからこそ、最初の本指名は焦らず慎重に選んでおくと、後がずっと楽になります。

永久指名の細かいルールや、担当が引退した時の流れはホストクラブの永久指名とは?で詳しく解説しています。
担当を変えたくなったら——気まずさを最小にするコツ
相性が合わない、他に気になる人ができた、金銭的にきつい——担当を変えたくなる理由は人それぞれで、珍しいことではありません。大事なのは、変えること自体より「どう動くか」です。
ポイントは3つだけ。①ホスト本人ではなく内勤スタッフに相談する(直接は気まずく、こじれやすい)、②「相性が合わなかった」と正直に、でも穏やかに伝える、③切り出すのは関係が浅いうち(本指名1〜2回目)ほどスムーズ。逆に、イベント直前や担当が忙しい時期は避けたほうが角が立ちません。
どうしても気まずいなら、別の店にフリーで行って一から始め直すのも、まったくアリな選択です。無理に合わない関係を続ける必要はありません。具体的な伝え方やタイミングは担当変更の伝え方とベストタイミングでくわしく解説しています。
こんな時どうする?指名まわりの困りごと
- 場内指名のつもりが本指名になっていた:その日のうちにスタッフへ「場内指名のつもりだった」と伝えれば直せます。料金説明の時に確認しておくと確実です。
- 行きたい日に担当がいない:事前にLINEや電話で出勤日を確認しましょう。予約時に担当を伝えておくと安心です。
- 送り指名したら本指名を強く迫られた:送り指名は本指名の約束ではありません。「もう少し通ってから決めたい」と伝えて大丈夫です。迫り方が強すぎる店は、無理に通わなくてかまいません。
写真指名(しゃしんしめい)——来店前に写真で選ぶ
写真指名は、来店前に「男本(おとこほん)」と呼ばれるホストの写真カタログ(最近はタブレットの店も増えています)から、気になる人を2〜3名選んでおく方法です。初回プランに含まれていることが多く、選んだホストがフリータイム中に席へ来てくれます。
便利な一方で、写真はプロが撮影・加工していることも多く、実物との印象差や会話の相性は実際に会ってみないとわかりません。「会ってみる候補をしぼる」くらいの気持ちで使うのがちょうどよく、最終的な相性はフリーで話して確かめるのがおすすめです。くわしくは写真指名で失敗しないコツもご覧ください。
6種類の指名を一覧で比較
| 指名の種類 | タイミング | 指名料 | 担当になる? | 変更は? |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 指名しない | 無料 | ならない | — |
| 写真指名 | 来店前にカタログから | 初回プラン込みが多い | ならない | 自由 |
| 場内指名 | 来店中にその場で | 500〜2,000円 | ならない | 自由 |
| 本指名 | 来店前に固定指名 | 1,000〜5,000円 | なる(多くは永久指名制) | 担当が辞めない限り気まずい |
| 送り指名 | 帰り際 | 無料 | 次回の候補に(本指名とは別) | 任意 |
| ヘルプ指名 | 担当が不在の時など | 0〜1,000円 | ならない | 自由 |
ケース別の指名選び
ケース1:初めてホストクラブに行く
→ 写真指名でお試し(無料)+ フリーで複数と話す
ケース2:気に入ったホストがいて深く話したい
→ 場内指名でその日だけじっくり
ケース3:何度か通って担当を決めたい
→ 送り指名で次回の本指名候補に
ケース4:完全に「この人だ」と決まった
→ 本指名で正式な担当に
ケース5:担当を変えたくなった
→ お店に直接相談 or 別店舗でフリーから再スタート
詳しい担当変更の伝え方は担当変更の伝え方とベストタイミング、永久指名の仕組みはホストクラブの永久指名とは?をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
初回でいきなり本指名できますか?
基本的にはおすすめしません。初回はフリーで複数のホストと話し、自分に合う人を見つけてからのほうが後悔しません。初回は指名料もかからず、全員がヘルプとして順番に回ってくる形式です。
本指名と場内指名、どちらがいいですか?
その日だけ楽しむなら場内指名で十分です。同じ人と関係を深めたいなら本指名。料金差は数千円ですが、あなたの好みや話を覚えてもらえる度合いが大きく変わります。
永久指名は本当に守らないといけませんか?
法的な拘束力はありません。ただ、担当がその店にいる限り、別の人へ変えるのは気まずいのが実情です。気持ちが固まるまで本指名を急がないのが、一番の対策になります。
担当を変えたくなったら、何回までなら大丈夫ですか?
同じ店で1〜2回ならよくあることです。何度も繰り返すと店側の印象に影響することもあるので、迷いが大きければ別の店でフリーから始め直すのも自然な選択です。詳しい伝え方は担当変更の伝え方へ。
送り指名は必ずしないといけませんか?
いいえ、任意です。気に入った人がいなければ「今回は決めずに帰ります」で問題ありません。
本指名した担当が引退したらどうなりますか?
新しい担当を紹介してもらえる(引き継ぎ)ケースが多く、別の店舗を提案されることもあります。引退の話が出たら、早めに今後を相談しておくと安心です。
指名なしでずっと通えますか?
初回は指名なしでOKですが、2回目以降は本指名か場内指名のどちらかをお願いされるのが一般的です。完全な指名なしを続けるのは、大手の店では難しいことが多いです。
まとめ:焦らず、自分のペースで
ホストの指名は、フリー・写真・場内・本・送り・ヘルプの6パターン。覚えることが多く見えますが、最初に必要なのはたった一つ、「初回はフリーで、無理に決めなくていい」ということだけです。
そこから、気になる人を場内指名で試して、「この人だ」と思えたら本指名へ。本指名は多くの店で永久指名制で、担当がいる限り変えるのは気まずいので、最初の一人だけは焦らず選んでください。それ以外は、いつでも気軽でかまいません。
指名は、あなたがホストクラブをもっと楽しむための道具です。誰かに急かされるものではないので、自分のペースで、心が動いた時に一歩ずつ進んでいきましょう。ホスランクでは各ホストのプロフィール・指名料・口コミ評価を掲載しているので、指名選びの参考にしてください。
指名しない自由もある——「必ず誰かを選ぶ」必要はない
最後に、肩の力が抜ける話を。最近は「指名せずに気軽に楽しむ」スタイルも増えています。毎回フリーで違うホストと話す、場内指名で気軽に変える、お気に入りはいるけれど本指名はしない——どれも問題ありません。「必ず指名しなければいけない」という空気は、昔より確実に薄れています。
指名はあくまで、あなたがもっと楽しむための手段です。誰かに急かされて決めるものではありません。自分のペースで、「この人ともっと話したいな」と思えた時に、はじめて一歩進めば十分です。

歌舞伎町歴6年、年間50店舗を回るフリーライター(30歳)。過去に売掛で痛い経験をしたからこそ、今は「賢く楽しむ」がテーマ。大手グループから個人店まで知り尽くした歌舞伎町の生き字引。
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