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ホストの送り指名とは|無料・選ばなくてOK・担当は決まらない

ホストの送り指名とは、帰り際にお見送り役を1人選ぶ無料の制度です。選んでも担当(本指名)は決まらず、「今日は選びません」と断ることもできます。誰を選ぶか迷った時の4つの判断軸、そのまま使える断り方の例文、お見送りでの振る舞い、送り指名後のLINE、そして「気に入った人がいた場合/いなかった場合」のその後まで、初回帰りに戸惑った方へ向けて解説します。

ホストの送り指名とは|無料・選ばなくてOK・担当は決まらない

初めてのホストクラブ。楽しく飲んで、お会計も終わって、そろそろ帰ろうというタイミングで、スタッフからこう聞かれます。

「送り指名はどなたにしますか?」

ここで固まってしまう人は、本当に多いです。「送り指名って何?」「選んだらこの人が担当になるの?」「選ばないと帰れない?」——聞き返すのも気まずくて、とりあえず近くにいた人の名前を言ってしまった、という話もよく耳にします。

先に、結論だけお伝えします。

送り指名の3行まとめ
お見送り役を1人選ぶだけの制度で、料金は無料
選んでも担当(本指名)は決まりません——送り指名・本指名・永久指名は別の制度です
「今日は選びません」で問題ありません。断っても失礼にはなりません

身構えるような場面ではない、ということです。ここから、選び方・断り方・その後どうなるかまでを順番に見ていきます。

送り指名とは——お見送り役を1人選ぶ、無料の制度

送り指名は、初回やフリーで来店した帰り際に、お見送り役を1人選ぶ制度です。読み方は「おくりしめい」。

項目内容
料金無料(業界共通)
タイミングお会計のあと、退店の直前
選ぶ人数1人だけ
選ばない選択できる
担当が決まるか決まらない(次回の候補として記録する店はある)

お会計のあと、こう進みます

  1. セット時間が終わり、お会計を済ませる
  2. スタッフが「今日の送り指名はどなたにしますか?」と聞く
  3. ホストの名前を伝える(または「今日はなしで」と伝える)
  4. 選ばれたホストが席まで来て、店の外まで見送ってくれる

料金がかからないのは、店側にとって送り指名が「この方はまた来てくれそうか」を知る手がかりになるからです。客側から見れば、お金をかけずに「もう一度会いたい」を伝えられる仕組み、と考えると分かりやすいと思います。

送り指名・本指名・永久指名の違いを並べた比較図。送り指名は会計後に選ぶ無料の制度で、お見送り役を1人選ぶだけなので担当は決まらない。本指名は来店時に指名して3,000円前後がかかり、次回以降の担当が決まる。永久指名は本指名のあと同じ店で担当を変えない慣習で、変更は原則できない。担当が固定されるのは本指名をしたあと

選んでも担当は決まりません——送り指名・本指名・永久指名は別物

ここが一番の不安どころだと思います。結論から言うと、送り指名をしても、自動的に担当が決まることはありません

送り指名本指名永久指名
何をするもの帰り際にお見送り役を選ぶ次回以降の担当を決める本指名のあと、同じ店で担当を変えない慣習
料金無料3,000円前後本指名料に含まれる
いつ帰り際来店時に指名する本指名した時点から
あとから変えられるか次回は別の人でOK店への相談が必要原則できない

「送り指名すると永久指名になる」という話を見かけることがありますが、これは用語の取り違えです。担当として固定されるのは、本指名を入れたときだけ。送り指名の段階なら、次回まったく別のホストを選んでも何の問題もありません。

ただし、店によっては送り指名を次回の担当候補としてメモに残す運用があります。気になるなら、選ぶ前にスタッフへ「これは次回の本指名扱いになりますか?」と一言聞けば、その店のルールを教えてもらえます。

なお、ホストクラブの指名は全部で6種類あり、送り指名はそのうちの1つにすぎません。本指名・場内指名・写真指名との違いや指名料の相場はホスト指名ガイドに、永久指名の細かいルールは永久指名ガイドにまとめています。

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誰を選べばいい?——4つの問いで決まります

「全員いい人だったから選べない」。これもよくある悩みです。迷ったときは、次の4つを自分に聞いてみてください。

  1. もう一度会いたいと素直に思えるのは誰か
  2. 会話のテンポが自然だったのは誰か
  3. 無理な営業を感じなかったのは誰か
  4. 店を出たあとも印象が残っているのは誰か

3つ以上当てはまる人がいれば、その人で大丈夫です。誰も当てはまらなければ、選ばないという答えで構いません。

直感で選ぶ(迷ったらこれ)

「今日いちばん楽しかった」で決める方法です。理屈で選ぶより後悔が少なく、自然な出会いにつながりやすいので、初回はこれで十分だと思います。

長く付き合えそうかで選ぶ(慎重派)

会話の深さや対応の丁寧さから「もし通うとしたら、この人」を選ぶ方法です。すぐに担当を決めたくない人に向いています。

あえて話し足りなかった人を選ぶ

ヘルプで少ししか話せず、「もう少し話してみたかった」と心残りがある人を選ぶ方法です。長く話した人より印象が薄いぶん、次に会った時の伸びしろがあります。

いずれにせよ、その場で本指名まで決める必要はありません。送り指名は「もう一度会いたい」の意思表示までで、担当を決めるのは次に会いに行った時です。

「今日は選びません」も、ちゃんとした選択肢です

選ばずに帰ることはできます。「全員良かったので選べません」でも構いませんし、理由を説明する必要もありません。

そのまま使える言い方を挙げておきます。

  • 「今日は皆さん良かったので、ゆっくり考えてから決めますね」
  • 「もう少しいろいろなお店を見てから決めたいので」
  • 「今日は楽しかったです、また考えますね」

特に、こんなときは無理に選ばない方がうまくいきます。

  • どのホストも、特に印象に残らなかった
  • また来るかどうか、まだ分からない
  • 担当を作るかどうかを保留にしておきたい
  • 複数の店を比べている段階

スタッフはこの答えに慣れています。気を悪くされることは、まずありません。

送り指名を断るときの言い方をまとめた図。「もう少しいろいろなお店を見てから決めたいので」「今日は楽しかったです、また考えますね」といった言い方でそのまま伝えられる。特に、どのホストも印象に残らなかった、また来るかどうか分からない、担当を作るか保留にしておきたい、複数の店を比べている段階、という時は選ばなくて大丈夫。スタッフはこの答えに慣れている

お見送りが恥ずかしい——やることは「振り返って手を振る」だけ

送り指名をすると、選んだホストが店の外まで見送ってくれます。店によっては他のホストも一緒に出てきて数人で見送られることがあり、「人目が気になる」と感じる方もいます。

やることは、とてもシンプルです。少し歩いたら振り返って、軽く手を振り返す。これだけで十分ですし、担当もうれしくなります。

急いでいるときや目立ちたくないときは、「今日はここで大丈夫です、ありがとうございました」と伝えれば、店内で見送ってもらえます。お見送りは店側の好意なので断る必要はありませんが、遠慮しても失礼にはなりません。

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送り指名のあと——LINEはいつ来る?

送り指名をしたホストからは、翌日から1週間以内にLINEが届くのが一般的です。

返信のタイミングに正解はありませんが、目安としてはこのくらいで十分です。

  • その日の深夜に来た → 翌日の昼から夕方に返す
  • 翌日に来た → その日のうちに返す

内容も「先日はお見送りありがとうございました。楽しかったです、また遊びに行きますね」程度で構いません。

なお、LINEが来ないこともあります。連絡先を交換した客が多くて回りきっていない、というのが実情で、あなたに問題があったわけではありません。事情は初回後にLINEが来ない理由で詳しく書いています。

送り指名のあと、どうなる?——実は分かれ道は2つだけ

「送り指名したら、このあと何回か通って見極めて……」と身構える必要はありません。判断は初回のうちにほぼ終わっています。

というのも、初回はほとんどのホストが順番に席についてくれるからです。その日のうちに、その店のキャストとひととおり会えている。だから「もう少し通ってから見極めよう」という段階は、実はあまり発生しません。

分かれ道は、初回の帰り際にこの2つだけです。

初回の終わりに…このあとどうなるか
気に入った人がいた送り指名してLINEを交換 → その人に連絡して2回目に行く。それが本指名になります
ピンと来なかったその店にはもう行かない。別の店の初回に行けば大丈夫です
送り指名のあと、どうなるかを示した分岐図。初回はほとんどのホストが席につくので、その日のうちにお店の雰囲気やホストとの相性がわかる。そこから2つに分かれる。気に入った人がいた場合は、帰り際に送り指名、LINEを交換、その人に連絡して2回目へ進み、それが本指名になる。ピンと来なかった場合は、送り指名しないで帰り、別のお店の初回へ行く。どちらを選んでも大丈夫で、無理に通う必要はない

気に入った人がいた場合

帰り際に送り指名して、LINEを交換します。あとはその人に「今度行きますね」と連絡して、日時を決めて来店するだけ。受付で名前を伝えるのは確認のようなもので、実質的にはLINEでやり取りを始めた時点で担当が決まっています。

つまり「いつ本指名すればいいんだろう」と悩む場面は、あまりありません。もう一度会いに行った時点で、その人があなたの担当です。

ピンと来なかった場合

無理に通う必要はありません。 気になる人がいないのに同じ店へ行っても、また初回と同じように何人かと話すだけです。その店に義理立てする理由はないので、次は別の店の初回に行けば大丈夫です。

歌舞伎町には約250店あります。初回料金で何店か回って、合う人を探すのは、まったく普通の通い方です。送り指名しなかったからといって、気まずくなることもありません。

「本指名はしたくないけど通いたい」は難しい

正直にお伝えすると、担当を決めずに同じ店へ通い続けるのは、現実には難しいです。多くの店は2回目以降フリー(指名なし)での入店を受けていませんし、初回のように何人ものホストが順番に席につく形にもなりません。

「まだ決めたくない」なら、無理に本指名へ進むより、その店はいったん置いて別の店を見てみるほうが、気持ちも予算もラクです。

送り指名で後悔しないための3つの注意点

1. 複数人は選べません

「全員良かったので全員に」は、システム上できません。1人に絞るのが業界標準です。絞れないときは「選べないので今回はなしで」が一番スムーズです。

2. 「とりあえず」で選ぶと、熱量の高い営業が来ることがあります

迷った末になんとなく選ぶと、その相手から連日のLINEや来店の催促が来ることがあります。本当に「もう一度会いたい」と思える相手だけを選ぶのが、結果的に一番ラクです。

3. 選んだ相手が辞めることもあります

ホストの入れ替わりは早い業界です。次に行ったときにいなければ、店で「別の方を送り指名したい」と相談すれば済みます。送り指名は契約ではないので、状況が変われば自由に変えられます。

飲み直しとの違い——その場で担当を決めるかどうか

送り指名と並んで初回の帰り際に出てくるのが「飲み直し」です。名前が似ていますが、まったく別のものです。

送り指名飲み直し
タイミング帰り際初回コースの終わり・送りの直前
何をするかお見送り役を選ぶその場で本指名に切り替える
料金無料初回料金 → 通常料金に切替(支払い額が大きく変わります)
担当は決まるか決まらないその場で決まる

気軽にお気に入りを伝えたいなら送り指名、その日のうちに担当を決めたいなら飲み直し。この区別さえ押さえておけば、帰り際に迷うことはありません。飲み直しを勧められて迷ったら、「次回ゆっくり考えますね」で断って大丈夫です。料金の変わり方は飲み直しガイドで具体的に解説しています。

送り指名は法規制の対象外——断る自由は守られています

2025年、ホストクラブ業界には大きな規制が入りました(改正風営法2025完全ガイド)。

結論から言うと、送り指名そのものは規制の対象外です。改正風営法の第1弾(2025年6月28日施行・客側の保護)も第2弾(同年11月28日施行・許可の制限)も、送り指名という制度自体には触れていません。JHCA(日本ホストクラブ協会)の自主規制も、個人売上ランキングや金額を強調した広告の禁止が主眼で、送り指名の運用には言及していません。

ただし、執拗に勧誘されて困惑した場合は、改正風営法が禁じる困惑営業に当たる可能性があります。断りにくい空気を作られたと感じたら、遠慮せず断って構いません。法律も自主規制も、その自由を守る方向で動いています。

まとめ

送り指名について、最後に整理します。

  • 帰り際にお見送り役を1人選ぶ、無料の制度
  • 選んでも担当は決まりません——本指名・永久指名とは別の制度です
  • 迷ったら「もう一度会いたいか」で決めれば十分
  • 選ばない自由があります。「また考えますね」で問題ありません
  • ピンと来なければその店に行かなくていい。別の店の初回で探し直せます

帰り際のあの一言は、テストでも契約でもありません。「今日いちばん楽しかった人に、ありがとうを伝える」——それくらいの気持ちで選んでみてください。気に入った人がいたら選ぶ、いなければ選ばない。その自由さごと楽しむのが、この制度の一番いい使い方だと思います。

ホスランクでは各ホストのプロフィールと口コミを掲載しています。来店前に気になるホストを見ておくと、送り指名の判断もしやすくなります。

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高城まりな編集長

歌舞伎町歴6年、年間50店舗を回るフリーライター(30歳)。過去に売掛で痛い経験をしたからこそ、今は「賢く楽しむ」がテーマ。大手グループから個人店まで知り尽くした歌舞伎町の生き字引。

この記事は ホスランクの編集方針 に基づき、業界経験者によって執筆されています。

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