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ホストのボトルキープ|いくら?いつまで飲める?損しない決め方

ホストのボトルキープは、焼酎のフルボトル1本で約3.6万〜5万円(歌舞伎町の掲載14店の会計例・中央値39,600円)。いつまで飲めるかは店ごとに違うので、注文するときに聞く4つの質問と、キープするか都度頼むかの決め方、担当が辞めたときの扱いまでまとめました。

神崎とおる(業界ライター)
✏️ 神崎とおる業界ライター
大和貴人(編集責任者)
大和貴人編集責任者
ホストクラブのボトルキープ完全ガイド|料金・種類・期限・マナーの図解

ボトルキープはいくら?いつまで飲める?

先に答えです。

  • いくら:指名して焼酎(鏡月)のフルボトルを1本頼んだ会計例は、総額36,000〜50,100円です(歌舞伎町の掲載14店が公開している例・中央値39,600円)。1本約4万円と考えておけば大きく外れません
  • いつまで飲めるか:店によって違います。料金表や注意事項に期限を書いている店は、掲載98店の中に1店もありませんでした。注文するときに、その場で店に聞いてください(聞き方はこのあと)
  • 損しない決め方:期限内に飲み切れるだけ通えるか、その担当と店に通い続けられるか、その日に約4万円を払ってよいか。3つがそろわないなら、その日に飲む分だけ頼むほうが損は小さいです

ボトルキープとは、注文したボトルをその日に飲み切らず、次回以降のために店に預けておく仕組みです(キープボトルとも言います)。一度買えば、期限内は追加料金なしで飲めます。居酒屋やバーにもありますが、ホストクラブでは担当との関係や席での見せ方が絡むぶん、勧められた流れで決めてしまいやすいところに気をつけたい仕組みです。

項目要点
意味注文したボトルを次回以降のために店に預ける仕組み(ボトルは客のもの)
値段焼酎フルボトルを頼んだ会計例は総額36,000〜50,100円(掲載14店・中央値39,600円)
いつまで飲めるか店ごとに違い、料金表には書かれていない。注文するときに聞く
ハウスボトルとの違いハウス=店の無料の酒/キープ=自分で買った自分のボトル
気をつけたいこと期限切れで飲めなくなる・その日の支払いが大きくなる・担当が辞めると宙に浮く

ボトルキープの仕組み

ボトルを1本注文すると、その日に空けなくても店が保管します。次回「キープ開けてください」と伝えれば追加料金なしで飲める——これがキープです。語源は英語の bottle + keep の和製英語で、日本の飲食店文化として広く定着しています。

ポイントは保管に期限があることです。ただし、その期限が何ヶ月なのかは公開されていません。

当サイトに掲載している98店の料金表と注意事項に、キープの期限を書いている店は1店もありませんでした。「3ヶ月」「6ヶ月」といった数字は、どの店も公開していません。ネット上では「3〜6ヶ月が一般的」と書かれていることがありますが、少なくとも歌舞伎町の掲載店には、その裏づけになる公開情報はありません。

つまり期限は、注文するその場で聞く以外に知る方法がありません。 期限を過ぎたボトルは店側で処分され、返金も延長も基本ありません。管理の責任は客側にあるのに、条件が事前に分からない——ここがキープのいちばん厄介なところです。

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いつまで飲めるかの確かめ方

期限は店ごとに違い、公開もされていないので、注文するその場で聞くのがいちばん確実です。聞いておきたいのは次の4つです。

  1. 「このボトル、いつまで飲めますか?」——期限の日付か、何か月かを聞きます
  2. 「担当がいない日に来ても飲めますか?」——担当の休みの日にも出してもらえるかを確かめます
  3. 「期限が近くなったら、連絡はもらえますか?」——連絡がない店なら、自分で日付を控えておきます
  4. 「担当が辞めたら、このボトルはどうなりますか?」——引き継げるのか、そこで終わりなのかを聞いておきます

答えはスマホのメモに残しておくと安心です。答えがあいまいなら、その場で店に確かめてもらってください。期限が分からないままキープするのは、いちばん損をしやすい買い方です。

ボトルキープ・ハウスボトル・飾りボトルの違い

ホストクラブのボトル棚

混同しやすい3つを、金額の数字ではなく性質で整理します。

観点ボトルキープハウスボトル飾りボトル
所有客店舗客
料金注文時に支払うセット料金内(無料)注文時に支払う
席への持参できるできないできる(飾る前提)
主な目的次回も飲むため預けるその場の割り材・基本酒席での見せ方・演出
保管期限あり(店舗による)概念上なし(共有)あり(店舗による)

ざっくり言えば、ハウス=店の共有酒、飾り=見せるための高級ボトル、キープ=自分用に預けた自分のボトル、という住み分けです。それぞれの深掘りは各専用記事へ。

キープに向く酒・向かない酒

キープの主流は焼酎です。これは感覚ではなく、掲載店の料金表にはっきり出ています。

掲載98店のうち35店が、店で無料提供する酒(ハウスボトル)として「鏡月」を挙げています。次いで金宮が2店。歌舞伎町のホストクラブで焼酎といえば、ほぼ鏡月だと考えて差し支えありません。会計例に出てくるフルボトルも、ほとんどが鏡月です。

高級シャンパン(モエ、ドンペリ、アルマンド等)は技術的にはキープできますが、その場で開けて飲み切るのが一般的です。シャンパンは開栓すると炭酸が抜けるため、そもそも保存に向きません。「キープして得をしやすいのは飲み切れる焼酎」「シャンパンはキープより都度」が実務上の目安になります。

銘柄別の値段はボトル完全ガイドにまとめています。

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ボトルの保管と管理

店のバックヤード、または客から見えるボトル棚で保管されます。ボトルに客の名前や期限のタグを付けて管理している店もあります。来店したときに、担当やスタッフが棚から出してくる形です。

ここで知っておきたいのは、キープは店とホスト側にとっては確実に有利な仕組みだということ。先払いで売上が立ち、客の再来店の理由にもなります。だからこそ客側は、勧められた流れや「自分のボトルがある」所属感で決めず、後述の損得で判断するのが大事です。

初回はタダで飲めたのに、なぜキープの話になるのか

初めて行ったとき、焼酎が飲み放題だった。それなのに2回目に行くとボトルを勧められる——この落差に戸惑う人が多いので、実際の料金表で確かめておきます。

歌舞伎町の掲載77店を調べると、焼酎などの飲み放題が「初回の料金表」にだけ出てくる店が41店ありました。通常料金やコースにも飲み放題が付く店は4店です。

どこに飲み放題が付くか店数
初回の料金表だけ41店
通常料金・コースにも4店
料金表に飲み放題の記載なし21店

つまり多くの店で、飲み放題は初回だけの条件です。2回目以降に焼酎を飲もうとすると、缶ものを都度頼むか、ボトルを頼むかになります。ここでキープの選択が出てきます。

無料で飲んでいたのと同じ鏡月が、2回目からは1本4万円前後の会計になる。同じ酒でも、初回と2回目では扱いがまったく違うということです。これは店が不当なのではなく、初回を安くして体験してもらう仕組みの裏返しです。ただ、その前提を知らないまま2回目に行くと、金額の感覚が狂います。

担当が辞めたらキープはどうなる?

ホストクラブ特有の論点がこれです。担当が引退・卒業した場合、キープボトルの扱いは概ね次の3つに分かれます。

  • 新しい担当に引き継ぐ:同じ店で担当を作り直し、ボトルをそのまま引き継ぐ。最もシンプル
  • 残りを消化して終了:残量を飲み切って区切る。担当との関係を整理するなら自然
  • 店ごと離れる:元担当の卒業を機にその店を離れる。残ったボトルは原則放棄になりやすい

どれを選ぶかは自由ですが、「担当が辞める=キープが宙に浮く」リスクは先に織り込むべきです。担当の卒業・異動の気配は早めに把握し、期限と残量から動きを決めておくと、気まずさも金銭的損失も小さくできます。

キープと都度払い、どちらが損しないか

キープが得になるかは、結局「期限内に飲み切れる来店頻度があるか」でほぼ決まります。次の3条件がそろう時だけキープが合理的です。

  • 来店ペース:期限内に無理なく通える見込みがある(数ヶ月キープなら、その間に複数回来る前提が現実的か)
  • 担当の安定:その担当・その店に当面通い続けられる関係か。新人すぎる/辞めそうな担当へのキープはリスクが高い
  • 予算の前倒しを許容できるか:キープは「払うのは今、飲むのは数ヶ月かけて」。月予算で管理しているなら、キープした月は予算超過になりやすい

3つめが、いちばん軽く見られがちです。実際にいくら前倒しになるのかを、掲載店が公開しているお会計例で見てください。

指名して焼酎のフルボトルを1本頼んだ場合の会計例は、掲載14店が公開しています。総額は36,000〜50,100円、中央値は39,600円でした(いずれも歌舞伎町、税・サービス料込み)。

頼んだもの会計例の総額
指名+鏡月フルボトル1本+割りもの36,000〜50,100円(14店・中央値39,600円)
指名+缶もの4〜6本29,000〜37,700円(11店・中央値35,000円)

つまりフルボトルをキープするというのは、その日に4万円前後を払って、残りを次回以降に持ち越すということです。「今日は安く済ませたい」と思っている人が、その場の流れでキープを決めると、月の予算はかんたんに飛びます。

逆に言えば、1つでも不安があるなら、その日に飲む分だけ都度頼むほうが損は小さい。キープは「演出」「所属感」「担当への気持ち」で決めるものではなく、来店見込み×期限×予算の三点で淡々と判断する——これが、いちばんお金で後悔しない向き合い方です。迷ったら、キープしない。

よくある質問

結局、キープと都度払いはどちらが得ですか?

期限内に飲み切れる来店回数があるならキープが割安になりやすく、来店が読めないなら都度のほうが損が小さいです。金額より「自分の来店頻度を正直に見積もれるか」で決めてください。

ボトルキープの期限は延長できますか?

店舗によります。来店時に延長できる店もあるので、延長したい場合は担当または黒服に相談を。確約はないため、期限前に動くのが安全です。

期限は何ヶ月が普通ですか?

掲載98店の料金表と注意事項を調べましたが、期限を公開している店は1店もありませんでした。「3〜6ヶ月」という数字をネットで見かけますが、掲載店の公開情報では確認できません。注文するその場で聞いてください。

キープボトルを持ち帰れますか?

基本は不可です。店内消費が原則で、酒類の持ち出しは扱い上の問題が生じ得ます。持ち帰り前提でのキープは考えないほうが無難です。

キープしたのを忘れて新しいボトルを頼んだら?

担当やヘルプが「キープありますよ」と教えてくれることが多いですが、教えられず新規を頼めばその分の料金が発生します。来店時に自分から「キープある?」と確認する習慣が確実です。

高級シャンパンのキープは現実的ですか?

あまり現実的ではありません。シャンパンは開けると炭酸が抜けるので、その場で飲み切るのがふつうです。キープに向くのは、何回かに分けて飲み切れる焼酎です。

期限を過ぎたボトルはどうなりますか?

店舗で処分され、返金・延長は基本ありません。期限管理は客側の責任なので、注文時に必ず期限を確認してください。

まとめ

  • ボトルキープ=注文したボトルを次回以降のため預ける仕組み(所有は客)
  • いつまで飲めるかは店ごとに違い、掲載98店のどこも公開していない。注文するその場で聞く(4つの質問)
  • 指名して鏡月フルボトル1本の会計例は36,000〜50,100円(14店・中央値39,600円)
  • ハウス(店の無料酒)・飾り(見せる用)とは所有・目的が別物
  • キープは店・ホスト側に有利。客側の損は①期限切れ②予算前倒し③担当卒業で宙に浮く
  • 合理的なのは来店ペース×担当の安定×予算の前倒し許容がそろう時だけ。迷ったらキープしない

キープは仕組みを知れば怖いものではありません。演出や雰囲気でなく、自分の来店見込みと予算で判断すれば、無駄なく楽しめます。飾りボトル文化は飾りボトルとは、無料のハウス酒はハウスボトルとはへ。長く通える店かどうかは、本人確認を通した会員の口コミ(ホスランクのホスト一覧)で「担当の入れ替わりが少ない」評価を確かめてから決めると、キープ運用も安定します。

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神崎とおる(業界ライター)プロフィール画像
神崎とおる業界ライター

歌舞伎町で4年間ホストとして勤務した後、2024年に引退(31歳)。現役時代は中堅プレイヤーとして業界の光と影を経験。現在はナイトエンタメ業界のライターとして、元内部の視点から冷静に業界を分析している。

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大和貴人編集責任者

株式会社ユニベル代表。サブスク専門家・ファイナンシャルプランナー。元銀行員。テレビの情報番組にサブスク・料金比較の専門家として多数出演。ホスランクの全記事の内容を確認しています。

主な出演:日本テレビ「スッキリ」・日本テレビ「DayDay.」・日本テレビ「シューイチ」・フジテレビ「めざまし8」・フジテレビ「サスティな!」 ほか

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この記事は ホスランクの編集方針 に基づき、業界経験者によって執筆されています。

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